中央アジア諸国(カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン)に於ける、新型コロナウイルス対策として日本からの渡航に際した入国制限についてご案内します。

カザフスタン

●留学生や省庁間委員会で特別に許可された企業関係者等の一部例外を除き、カザフスタンへの出入国を制限する。
●カザフスタンに既に滞在する外国人(日本人を含む。)の出国は例外的に認められる。
●カザフスタンの在留許可を有する者及びその家族並びにカザフスタン人の家族は出入国が可能だが、次の再入国はカザフスタンを出国して90日経過後に認められる。
●57か国(日本を含む。)を対象とした30日間の査証免除措置を2021年5月1日まで停止する。

キルギス

●キルギスに渡航する外国人及び無国籍者は、キルギスへ向けて出発する飛行機に搭乗する前72時間以内に検査を受けたPCR検査陰性証明書(以下「陰性証明書」)を提示することで航空機に搭乗可能となる。
●キルギス到着後、衛生検疫所の職員により、改めて陰性証明書の確認及び体温測定が実施される。
●フライト時間の遅延、トランジットなどで陰性証明書の有効期間が切れてしまった場合、現地の保健所(病院)等において改めてPCR検査、質問用紙の記入及び体温測定が要求される。
●キルギスに陸路で入国する場合、入国前72時間以内に検査を受けた陰性証明書の提示と体温測定が必要となる。

●空路、陸路ともに陰性証明書の提示なしでは入国は認められない。
●陰性証明書の有効起算日時は発行日時ではなく検査実施日時。証明書の記載言語は英語又はロシア語であることが必要。

●上記措置は、大使館及び領事館の職員及びその家族、国際機関の代表部の職員及びその家族、キルギス外務省及び国家機関の招待で訪問する代表団員、国際貨物と定期的な国際旅客輸送を行う運転手並びに親同伴の未就学児に対しては適用されない。

ウズベキスタン

●3月15日(月)、ウズベキスタン政府は、ウズベキスタン入国時に空港等で実施していたスピード抗原検査の実施を終了すると発表しました。
●今後、国別感染状況評価に基づき、緑色国家からの入国は陰性証明書不要、黄色または赤色国家からの入国は出発前72時間以内に実施されたPCR検査の陰性証明書のみでの入国が可能となり、入国後14日間の自主隔離は必要ありません。
●3月16日現在、日本は「赤色国家」に指定されています。

●2020年12月25日以降、ウズベキスタンに入国する全ての渡航者に対し、到着する空港等の入国ポイントにて新型コロナウイルスのスピード抗原検査を実施する。
●当該検査は、出発国の国別感染状況評価(緑、黄、赤)や新型コロナウイルスのPCR検査の陰性証明書の有無にかかわらず一律に実施され、費用は個人負担(14万スム(約1400円)。なお、留学目的は5万スム(約500円)。)となる。
●同検査で陽性反応が出た場合であって、症状がある場合は指定医療施設での治療となり、無症状の場合は自宅等での治療となる。陰性の場合は、入国後14日間の自主隔離は不要である。
●ウズベキスタン政府は、新型コロナウイルスの感染状況が悪化している国(イギリス、イタリア、ドイツ、デンマーク、オーストリア、オーストラリア、オランダ、南アフリカ共和国)からの航空便の停止、並びに左記の国に直近14日間滞在していた者を入国禁止とするなど、一部国境管理の強化をしているので、今後の動静について注意が必要。

タジキスタン

●原則全ての外国人及び無国籍者に対して、出入国制限を実施する。

トルクメニスタン

●他国との全航空便を停止する。全ての隣接国との陸路国境を閉鎖する。

もちろん流動的な事態の為、変更される可能性はありますが、皆様の今後のご旅行計画の一助となれば幸いです。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
乗り継ぎ制限等もございますので、詳しくはお問い合わせください。

(中央アジア関連紹介HP)
http://www.russia.co.jp/uzb_casia.html