シベリア東部、世界10位の長さを誇るレナ川のほとりにサハ共和国の首都ヤクーツクは開けています。
サハ共和国は日本の約8倍の広さ。大地はすべて永久凍土となっており、約40%が北極圏に属します。
ツンドラやタイガに覆われた国土では、伝統的にトナカイやヤクート馬の放牧が行われてきました。
狩猟や漁労、牧畜で食材を得ることが多かったため、伝統的なヤクート料理ではトナカイや鹿、馬、川魚が食材として見られます。
特に秋口に食べられる仔馬の肉はサハの人々にとってごちそうでした。

それでは実際にどのような料理が食べられているのでしょうか。
代表的なものには以下の様なものがあります。
・オヨゴス(茹でた馬肉)
・ハーン(血のソーセージ)
・チョハチュー(牛脂のレバー包み揚げ)
・イスケフアラージャ(魚卵入りパンケーキ)
・ストロガニーナ(冷凍生魚の薄切り サハ風ルイベ)
・インディギルカ(冷凍生魚とタマネギのサラダ)
・キョルチェフ(生クリームとベリーのヨーグルト風デザート)

ヤクーツク郊外には、かつてのコサック砦を改装したレストランがあります。
そこではサハ料理を提供していますので、ぜひ一度訪れてみてください。
ヤクート馬やトナカイを飼育しており、冬には犬ぞりを楽しむことが出来ます。