ボルシチは世界三大○○!?

世の中には、多くの三大○○があります。
世界三大宗教や世界三大料理、世界三大オーケストラ、はてには世界三大マンガ文化圏なるものまであるようです。
その中で“世界三大スープ”をご存知ですか???
★ブイヤベース
★ふかひれスープ

そう、皆さんも大好きなはず(笑)、
★ボルシチ
です。(ボルシチの代わりにトムヤムクンとする説も)

さて、そんな世界三大スープのうちのひとつ、ボルシチですが、元々はどこの国の料理でしょうか?
いえいえ、ロシアではありませんよ(ロシアの方々には怒られそうですが。ロシアでは自国の料理だとする主張もされています。)
歴史的にみますと、ウクライナの伝統料理とされており、近世以降にロシアなどの東欧諸国に広がったと考えられています。
ボルシチは地方によって味も見た目も異なります。ウクライナでは40種類以上のバリエーションが存在しており、パンプーシュカ(ウクライナ風揚げパン ガーリックソース掛け)を添えることが多いです。

“食べる輸血” ビーツ

そうしたボルシチの味の決め手、必要不可欠なものが“ビーツ”です。
ビーツは『奇跡の野菜』や『食べる輸血』と称されるほど栄養素が豊富な根菜です。
鉄分や妊娠中に不可欠な葉酸はもちろんのこと、むくみ解消に役立つカリウム、骨粗鬆症の予防になるマグネシウム、善玉コレステロールの生成を促進するパントテン酸、ポリフェノールの中でも強いアンチエイジング効果を持つベタシアニン、肝臓機能を強化するベタインなどを含みます。
特に女性やお酒をたしなむ方にはぴったりの食材だと思いませんか!?
日本では北海道や茨城県などで生産されていて、収穫シーズンは年2回で6~7月と11~12月。
今は正に旬の時期。
ぜひともこの時期に旬のビーツを使った美味しいボルシチを召し上がってみてはいかがですか?

残念ながら大人の事情により、どこそこのレストランとはご案内できませんので、お近くのお店をググってください。

今晩の夕食に食べたくなるように、ボルシチ画像祭り開催です!!!
近いうちに是非本場に足を運んでください。

モスクワのウクライナ料理店カルチマ・タラス・ブリバ 右にあるのがパンプーシュカです

ハバロフスクのウクライナ料理店カバチョーク

モスクワのスタールィ・バーシュニャ

サンクトペテルブルクのゴーゴリ

ヤクーツクのクヴァルチーラ・ナ・プロスペクチェ

ウラジオストクのノスタルギヤ

ウスリースクのスタローヴァヤ(食堂)セミ・ペルツェフ