1、冬のサンクトペテルブルクの気候

この冬の時期、ロシアに旅行をしたい、サンクトペテルブルクに行ってみたい、と思い立つ人もいらっしゃるかと思いますが、この時期に一番ネックになるのがロシアの気候です。恐らく、ほとんどの方が極寒の中を旅行するのではないか?と思われるかと思います。そのように想像されるのは仕方のないことです。

2、実は思ったよりも寒くない冬のサンクトペテルブルク

12月中旬のサンクトペテルブルクの気温は最高気温が高い日で6℃、最低気温は-3℃です。大体、雪が降る日が0℃前後で推移し、最低気温が-2℃、最高気温がプラス2℃といった範囲で推移します。雨が降るとマイナスにはならず、最低気温がプラス2℃、最高気温がプラス6℃と、どちらかというと暖かいといった感じになります。この気温を見る限り、日本の国内旅行でも同じような気温になることはありますよね。北海道はもっと寒いところがあります。

3、服装のポイントなど

それほどサンクトペテルブルクは寒くはない!と思い立ったら旅行を計画しましょう。冬のサンクトペテルブルク旅行の服装はどのようにしたらよいかを考えてみます。ロシアは日本と比較にならないくらい集中暖房の設備が整っており、室内は本当に暖かいです。そのため、外との気温の落差を調整する必要があるので、この点は考慮しなければならない点です。基本は着脱が容易な服装で、暖かい冬用のシューズに厚手の靴下、それにタイツなどで防寒をし、今はやりのヒートテックなどを内側に着用すればあとは日本で着なれているセーターとコートで大丈夫でしょう。時々寒波が来たりするので、その時のために重ね着が出来る準備があれば万全です。零度前後の気温の時は日本の冬の服装で十分です。

4、冬のサンクトペテルブルクでの過ごし方

サンクトペテルブルクの冬の旅行のポイントは気温もそうなのですが、日照時間の問題も考慮する必要があります。気温は日本とそれほど変わらない状態でもやはり北の国。冬は日照時間が本当に短く、朝は10時ころにようやく明るくなり、午後は3時頃には暗くなってくるので外での活動時間が限られてきてしまうのは仕方がありません。もちろん、日本でも冬の旅行は一日中外にいる訳には行かないので日が出ている間に外の観光ポイントを絞って回り、その他は美術館をじっくり、そして夜は劇場とメリハリのある日程を立てることが旅行の成功のポイントです。

5、冬のサンクトペテルブルク旅行の魅力

冬にサンクトペテルブルク旅行をする魅力は何といっても冬の美しいサンクトペテルブルクの景色を堪能できる点と、閑散期の美術館をじっくりと堪能できる点です。また、劇場の演目の充実度も高いので満足度抜群です。
飛行機の運賃も場合により夏よりも安いかもしれません。意外に魅力が多い冬のサンクトペテルブルクの旅、是非検討をしてみてください。

ロシア旅行社で行く冬のサンクトペテルブルクの旅

冬の宮殿広場の風景

雪の宮殿広場から聖イサク寺院を望む