6月に入り、モスクワの人々が待ちわびたキラキラの太陽が今年も帰ってきました。散歩が気持ちいい季節ですね。ロシア人は散歩が本当に大好き。「どこかへ遊びに行く=散歩する」という人がとても多いんです。ですから、この時期はモスクワに数ある公園はたくさんの人で賑わっています。
今回はモスクワの中でも新しい公園をご紹介。それは赤の広場のすぐ近くにできた「ザリャジエ公園」。ここは2017年に「ホテルロシア」跡地に作られた多目的公園です。アメリカのタイム誌が発表した「世界最高の名所100選」に選ばれたこともあって、さらに人気に拍車をかけました。
ザリャジエ公園はどんな公園なのでしょうか。さっそくご紹介していきます!
メディアセンター
赤の広場側の入口から入って進んでいくと、左手に近代的な建物が現れます。ここはメディアセンターで、映像を駆使した体感型施設になっています。飛行機のように座席に座りモスクワを空から見下ろす体感アトラクションはとても人気があるので、前もってチケットを入手した方がよさそうです。
コンサートホール&屋外円形劇場
赤の広場から進んでいくと奥の方に開放的な屋外円形劇場が見えてきます。そこからさらに右下に進むとザリャジエコンサートホールが見えてきます。このコンサートホールの大ホールは1600席あり、流線型が美しくとても素晴らしいホールです。
4月には、辻井伸行さんと横浜フィルハーモニーのコンサートが行われました。また、今年開催される4年に1度のチャイコフスキーコンクールのガラコンサートはこのザリャジエホールで行われます。チケットは1人2枚までの限定で劇場のチケット売り場のみでの販売でしたが、ほぼ1日で完売してしまいました。このように、色々な素晴らしいコンサートをここで鑑賞することができます。
浮遊橋&橋からの景色
モスクワ川の上、空中にせり出した遊歩道はザリャジエ公園の超人気スポットです。公園ができた当初は人数制限されるほど混み合っていました。右には赤の広場、左にはスターリン建築を見渡すことができます。景色も良いし、川の上にいるのがとても不思議で気持ちがいいですよ。
公園内の景色
この季節、公園内は緑や花であふれてとても気持ちよく、散歩には持ってこいの場所です。丘があったり下の方にカフェがあったり、目的もなくブラブラしても新しい発見があって面白いです。
公園の新しい建物と、昔からある歴史的な建物が混在しているのも、そのコントラストがとても興味深いですし、今のモスクワを知ることができますよ。
公園内カフェ
ここは、色々な食事のカテゴリー別に選べるオシャレなフードコードみたいなレストランです。
魚や肉のグリル、ロシア料理、ジョージア料理など、様々な食事がいただけます。基本的に選んだレストランによって席は決まっていますが、ある程度融通は利くようです。カフェメニューやデザートはどの席にも持ってきてくれますよ。ケーキもとても美味しい!
調理前の魚や肉が店頭に並んでいて、食欲をそそりますね!
まとめ
モスクワの新観光スポット、ザリャジエ公園はいかがでしたか?
初夏は緑や花が綺麗ですが、その季節ごとの美しさが楽しめますし、敷地も広いのでゆっくりブラブラ散歩するのもオススメです。
今回ご紹介した以外にも、公園内のお楽しみスポットがまだまだありますので、赤の広場やクレムリンにお出かけの際には、是非ザリャジエ公園まで足を伸してみてくださいね。