今年もやってきました、恒例のマースレニッツァ。美しいけれど、長く寒い冬にさよならをして、春の訪れを祝うお祭りです。ロシア語の『バター』が語源で、『バター祭り』とも呼ばれます。

マースレニッツァでは、家庭でも太陽のように丸いブリヌィ(クレープ)を山のように作って、バターをたっぷりと溶かし、イクラやサーモン、スメタナ(サワークリーム)やバレニエ(ジャム)を添えてお腹いっぱい食べます。

春を迎えるのが嬉しくてたまらない、ロシア人が大好きなお祭りです。

去年ご紹介したお祭りもなかなか盛り上がっていましたが、今年はどうでしょうか?
それでは、お祭りに参加してみましょう!

 

トベルスカヤ広場

トベルスカヤ大通りに面したこの広場は、コンパクトながら、楽しみがいっぱい詰まっています。こども達が楽しめるイベントもたくさんあって、楽しい写真がいっぱい撮れました。きっと、行ってみたくなりますよ!

おとぎ話のような絵が描かれている、パン焼き用のシャベルとヘラ。色とりどりで可愛い!

カラフルな衣装を着た魔女の飾りがたくさん。魔除けになりそう。

小さな小屋には、こども達が出入りして遊んでいます。屋根の上のニワトリがちょっと転んでいますが、すごくリアルでした!

春らしい花いっぱいのワゴン。「春だなあ・・・。」と、思わず笑顔になってしまいます。

コレコレ!マースレニッツァの一番の楽しみはブリヌィ!ドーナツ型の鉄板で焼いた、熱々をどうぞ!

炭火で焼くと、とっても美味しそうに見えます。おいしい香りに誘われて、行列ができていましたよ。

こども達の元気な声に誘われて奥の噴水広場へ行ってみると、ゲームが始まっていました。輪の真ん中で赤い布を持っている女の子が鬼。ターゲットを決めて捕まえるゲームでした。

巨大なサモワール(湯沸かし器)に巨大なスーシュキ(ドーナツ型のビスケット)!衣装を着た三人組の歌が始まりました。

ゲームの後は、みんなで記念撮影。民族衣装のキャストが集まってきました。

まだまだ寒い3月。屋内のカフェでもブリヌィが食べられます。可愛いお菓子もいっぱい。

マトリョーシカにお日様にチューリップ。春らしいアイシングが可愛いクッキーは食べるのがもったいない!

今年のマースレニッツァのお祭りイベントは、3月1日から10日まで。もみの木には、色とりどりのリボン。これ、なんだか分かりますか?

一面のカラフルなリボンが風になびいてとってもキレイ。実はこれ、一年の自分の悪い行いを託して焼くためのリボンなんですよ。

 

革命広場イベント会場

地下鉄プローシャジ レボリューツィ駅前すぐの革命広場へ行ってみてビックリ!ものすごい人でごったがえしていました。ブリヌィの店先には、どこから並んでいるのか分からないほどの行列。歩くのがやっとでした・・・。どんなお祭りでも安定の人気スポットです!

大人気のブリヌィ屋さん。可愛らしい手描きのボードには、ブリヌィ・ホットはちみつドリンク・紅茶のメニュー。

革命広場恒例のマスタークラス。今回はもちろんブリヌィ。玉ねぎとひき肉を使った、お肉のブリヌィを習っていましたよ。帽子の小さなシェフ達が可愛い!

髪型と小首をかしげた表情がとっても可愛いかかし。スカート部分がリボンで彩られています。最後に燃やされちゃうのはもったいないなぁ。

ネジ巻き方式の、昔ながらの箱形人形劇。レバーをぐるぐる回すと人形が動き出します。

 

いかがでしたか?まずは2カ所ご紹介しました。
次回は、先日ご紹介した祖国戦争博物館前の広場での参加型イベントと、マネージナヤ広場、そして番外編も合わせてお届けします。

お楽しみに!