皆様こんにちは!今回はカリーニングラードの旅 後半です。琥珀の産地ヤンタールヌイ、海沿いの町ゼレノグラーツク、そして世界遺産のクルシュー砂州まで行ってみましょう。

州都のカリーニングラードとはまた違う魅力をご紹介いたします!

 

琥珀の産地  ヤンタールヌイ

ヤンタールヌイは、カリーニングラード州から40km離れた、バルト海に面した西部の町です。ヤンタールヌイ(Янтарный)はロシア語の『琥珀』からの名称で、文字通り琥珀の産地です。琥珀コンビナートの他に採掘場も訪れることができます。

ヤンタールヌイ コンビナート

ヤンタールヌイ コンビナート

こちらの建物がヤンタールヌイ コンビナートです。それほど大きな施設ではありませんが、中は博物館になっていて採掘の流れや加工の工程などの展示を見ることができます。その他、様々なアクセサリーやオブジェなどの展示もあります。

グループの場合は、ガイドつきで博物館をまわることができます。実際の加工風景を見ることはできませんが、展示や映像で加工の流れを見学できるようになっています。

隣にショップも併設されていてアクセサリーが沢山並んでいるので、是非帰りに覗いてみてくださいね。

 

博物館の展示風景

様々な琥珀の原石

琥珀採掘の流れを示す展示

琥珀加工の作業工程

琥珀の採掘場

広大な琥珀採掘場

琥珀ピラミッド

観光客がバスでぞくぞく到着

併設のミニ採掘場で掘り当てた琥珀

ヤンタールヌイ コンビナートを見学した後は、車で5分ほど移動して採掘場を見学しました。ここではとても広い採掘場を見渡すことができます。大きなクレーン車も稼働して作業していましたよ。

ここに到着してすぐに目に入るのは、琥珀のピラミッド。中に入ることができるので、琥珀のパワーを感じることが出来るかもしれません…。是非試しに入って静かに心を落ち着けて琥珀の波動を感じてみてくださいね。

実際の採掘場には足を踏み入れることはできませんが、敷地内に『ミニ採掘場』があるので、そこで砂を掘って琥珀を採掘してみてください。時間があれば、かなりの量の琥珀を見つけられると思います。小さいですが色とりどりの琥珀をゲットできるので、是非試してみてください!

 

猫と海辺の町 ゼレノグラーツク

長い海岸線は散歩にピッタリ

いたるところにある可愛い猫の壁画

尾道市と書いてある猫ハウス

猫のファミリー

ゼレノグラーツクは、カリーニングラードから列車で40分程の海沿いの町です。ここは、猫の街としても有名で、街中のいたるところに猫が描かれています。それだけでなく、まちぐるみで猫を大切にしている様子が見られます。

街の中心通りには、日本の猫の街 尾道市から贈られたと思われる『尾道猫ハウス』*を発見!この通りには猫のエサの販売機もあるので、この周辺にはたくさんの猫が集っていました。猫のお土産も色々あるし、猫好きにはたまらない街ですね。

*編集部注;
3月の「ゼレノグラーツク猫の日」に合わせて、尾道市立美術館のTwitterで有名になった2匹の猫を招待するために、ゼレノグラーツク市有志が製作したもの。
ゼレノグラーツクにはネコ博物館『ムラリウム』や猫のシルエットが描かれた信号機もある。

 

クルシュー砂州

クルシュー砂州は、ユネスコ世界遺産に認定されています。バルト海とクルシューラグーンを隔て、ロシアとリトアニアをつなぐ全長98kmの細く湾曲した砂州です。

ちょこちょこあるスポットを全て見て回ると、かなりの時間がかかってしまうので、今回は高台から砂州を見渡せる国立公園までタクシーで直行。ここは植物や野生動物の保護に力を入れているので、野生の動物に会うチャンスもありますから、車内からも気を抜かずに見学しましょう。

私達は、今回ラッキーなことに野生の小ぎつねに出会うことができました。運転手さんはスピードをあまり出さず、動物を傷つけないように注意しながら運転していました。車で轢いてしまうような事があれば、罰金になるそうです。

 

砂州へ続く林道

高台から見渡す砂州

林道をしばらく登っていくと高台に出て、そこから砂丘の景色を見渡す事ができます。砂丘の向こうには海が広がり、とても気持ちのいい場所です。写真ではなかなか伝えきれず残念なのですが、是非実際に行って広大な自然を体感してみてください!

 

砂州の反対側には白い砂浜の海

海沿いらしいお魚型のカフェ

道路を挟んで反対側に5分程歩くとサラサラの白い砂浜と海が広がります。かなり風は強かったですが、海は穏やかでとても気持ちのいい散歩になりました。海までの道のりには海辺らしいお魚型のカフェもありましたよ。

砂州の絶景と海、大自然に野生の動物まで、盛りだくさんのクルシュー砂州でした。

 

魅惑の琥珀

全てが唯一の風合いの琥珀

琥珀と聞くと、ウイスキー色の宝石をイメージしませんか?

実は、琥珀には本当に様々な色や風合いがあるんです。こちらの写真を見ても、すぐに琥珀とはわからない方も多いと思います。私も、クリーム色の琥珀は知っていましたが、白や黒のマーブル、緑がかったものなどは知りませんでした。

見れば見るほどどれも素晴らしく、これが樹脂からできた化石だなんて、なんて素敵なんだろうと惚れ惚れするばかり。女性の方々、あれもこれも欲しくなってしまいますので、十分注意してくださいね…。

あちこちのお店を見て回ると、好きなタイプの琥珀作家さんの作品に出会えると思いますので、時間の許す限り色々見て回って、これだ!という琥珀に出会ってくださいね。

 

まとめ

琥珀に誘われて来たカリーニングラードでしたが、海や世界遺産にまで行くことができて、大満足の旅になりました。

食については、あまり知らずに行ったのですが、うなぎなどの海産物やパンの美味しさにも楽しみが見いだせました。

モスクワやサンクトペテルブルグとはまた違った、ロシアとヨーロッパが融合した魅力がとても心地良いので、自信を持っておすすめできる旅行スポットです!