2020年11月1日より、日本からロシアへの入国が大幅に緩和されます。
これにあたり、入国に際しての条件、日露間のフライト運行予定、実際のご旅行時に必要な手続きの流れをまとめました。どうぞご参照ください。
なお、下記情報は10月28日現在に基づきます。状況は刻一刻変化します。
実際にご旅行を計画の際には、事前にごお問い合わせの上、必ず最新情報をご確認ください。

1) 在ロシア日本国大使館による情報(10月28日時点)

  1. 10月14日、ロシア首相府は、3月18日に発効した外国人に対する入国制限措置を課す政府令635-R号における適用除外国の一覧に日本を含める政府令を発表し、日本国籍者及び日本に定住する外国人で日本から渡航する者に対する入国制限が解除されました。
  2. 在日ロシア大使館は、11月1日以降にロシアに入国する日本国籍者および日本に定住する外国人に対する査証発給を再開すると公表しました。
  3. これにより、これまでHQSの労働許可所持者など一定の要件を満たした外国人を除いて課せられていた入国制限は日本についてなくなり、査証カテゴリーによる区別なく、それぞれ所持する査証の条件に従ってロシア入国が可能となる見込みです。
  4. なお、渡航に際しては、査証カテゴリーに関わらず、ロシアへの渡航直前3日以内に受けたPCR検査の結果として新型コロナウイルス感染について陰性であることを証明する文書(ロシア語又は英語のもの)の所持が引き続き必要です。
  5. さらに、労働活動のためにロシアに到着する外国人(労働査証所持者)については、14日間の自己隔離を実施する義務が課されていますのでご留意願います。
  6. 入国制限の緩和措置は11月1日以降に日本からの直行便でロシアに入国する渡航者に適用される。第三国経由での渡航者は緩和措置の対象とならない。
  7. 本件緩和措置の対象となるのは11月1日以降に運航される日本からロシアへの直行便を利用する日本国籍者および日本に定住する外国人(注)となります。(注:「日本に定住する外国人」については個別に在日ロシア大使館・総領事館にご確認ください。)
  8. 既に有効なロシア査証をお持ちの方は、それぞれ所持する査証の条件に従ってロシア入国が可能になります。また、APECトラベルカード(裏面に「RUS」記載があるもの)を所持する日本国籍者および日本に定住する外国人は、査証の代わりに同カードにより入国が可能です。

2) フライト運行予定 

※増便、減便、スケジュール変更が入る可能性があります。具体的な旅行をご計画の場合には、予めお問い合わせ下さい。

①日本航空:

下記のスケジュールで運航を予定しています。
※各便の搭乗条件にご注意ください。
https://www.jal.co.jp/ru/ja/info/travelalerts/200716/

②アエロフロート・ロシア航空:

現在、実際に予約端末に掲載されているフライトのスケジュールです。
モスクワ路線、ウラジオストク路線共に、冬期スケジュールは、週1便の運航となります。
下記はレギュラーフライトにつき、入国者リストへのネーム搭載手続き等は不要です。

≪モスクワ線≫
SU 261便 (土)羽田07:55発 モスクワ同日12:20着 (11/7(土)より運行予定)
SU 260便 (木)モスクワ22:30発 羽田翌日14:15着 (11/5(木)より運行予定)

≪ウラジオストク線≫
SU 5481便 (日)成田13:35発 ウラジオストク17:05着 (11/1(日)より運行予定)
SU 5480便 (日)ウラジオストク11:15発 成田12:35着 (11/1(日)より運行予定)

③オーロラ航空: レギュラーフライトは、12/4(金)まで全便運休

④S7航空: 未定

3)出発前から帰国までの、手続きの流れ

【日本人がロシアへ渡航する場合】

①日本出発前の必要手続:
・10月22日(木)より、新規のビザ申請受け付けが開始となります。全ての種類のビザ申請が可能です。
・新たなビザでの入国は、11月1日以降可能となります。
・ビザ申請に必要な書類は、従来通りです(ビザ申請時に、PCR検査証明書の提示は不要です)。
・ロシア到着から72時間前以内のPCR検査陰性証明書(英語またはロシア語。指定フォーム・指定医療機関なし)をご用意ください。ロシア入国時に提示が必要です。

②ロシア入国時:
・入国時に、PCR検査陰性証明書の提示が必要です。

③ロシア入国後:
・労働ビザの場合のみ、ロシア入国後14日間の隔離が必要です。(それ以外の目的で、長期滞在(留学等)される場合には、14日間の隔離が推奨されていますが、絶対ではありません。身元保証機関の指示に従ってください。)
・その他のビザの方は、自己隔離は不要です。

④ロシアから日本への出発時:
・日本人が、ロシアから日本へ帰国する際には、特別な書類を準備する必要はありません。

⑤日本入国時:
・到着空港で、改めてPCR検査(無料)を行います。
・検疫所で、入国後に待機する滞在場所と、空港等から移動する手段を登録します。

⑥日本入国後:
・全員、入国した翌日から起算して14日間自己隔離が必要です。(空港からご自宅・滞在先までは、公共交通機関は使用が出来ません。ご家族の車、レンタカー、ハイヤー等、移動する手段の確保が必要です。)

【ロシア人が日本へ渡航する場合】

①ロシア出発前の必要手続
・新規のビザ申請受付が行われています。ただし;
  - 観光ビザは発給されません。
  - 短期商用ビザ、および、在留資格認定書が必要となるビザは発給されます。
・ビザ申請時に、日本側招聘機関からの誓約書2通(日本国外務省の指定フォーム 『誓約書(外国人レジデンストラック)』 https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100076147.pdf )の提出が必要です。提出された誓約書に、領事部で押印のうえ、返却されますので、日本入国時に入国管理局(パスポートコントロール)に提出して下さい。(詳しくは、外務省ホームページ https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page22_003381.html をご確認下さい)
・ロシア出国72時間以内のPCR検査の陰性証明書(日本国外務省の指定フォーム https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page25_001994.html )を準備してください。(ビザ申請時にPCR検査証明書の提示は不要です)

②日本入国時:
・日本到着後、入国時に、PCR検査陰性証明書と、誓約書を、入国管理局(パスポートコントロール)に提出して下さい。
・到着空港で、改めてPCR検査(無料)を行います。
・検疫所で、入国後に待機する滞在場所と、空港等から移動する手段を登録します。

⑥日本入国後:
・全員、入国した翌日から起算して14日間自己隔離が必要です。(空港から滞在先までは、公共交通機関は使用が出来ません。ご家族の車、レンタカー、ハイヤー等、移動する手段の確保が必要です。)

4)日本国外務省による、感染症危険情報の発出状況
※最新8月26日付。10月28日時点で変更なし。

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/info0826.html
ロシア: レベル3 (渡航はやめて下さい。渡航中止勧告)

以上、御不明な点がございましたら、何なりとお申し付けください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

株式会社ロシア旅行社
TEL: 03-3238-9101