宇宙航空学センターの後半は、子供達に大人気の体験型施設から出発です。

このセンターは、敷地が広く、他の博物館と違って子供達がのびのびとしているのが印象的。
面白そうな展示があると、子供達は全力疾走!普通の博物館では怒られてしまうところですが、ここでは危険の無い程度に自由に見学させてくれていて、とてもほのぼのした気持ちになりました。
子供達も変に抑圧されることなく、とにかく興味の赴くままに見学しているし、とても良い博物館だなあ、と感じました。

では、後半行ってみましょう!

 

1F 体験型スペース

実際に触ったり、経験したりできるタイプの展示がたくさん!近未来的な施設で、皆さん思い思いに体験しています。大人にとっても初めての体験がいっぱいですし、特に未来を担う子供達にはとても勉強になるし興味を引き出すスペースですね。

このスペースでは、ソファでゆっくりしながら映像レクチャーを見ることができます。ちょうど疲れたタイミングでひと休みできる場所でもあります。

ここには宇宙をテーマにしたゲームがありました。宇宙にいるような感覚になる雰囲気になっていますね。

1階一番奥に進むと、大きな地球が現れます。デジタル映像の地球が自然光を浴びてとてもきれいです。

ここでは子供達が画面を見ながら制御監視体験ができます。子供は体験型の展示が大好き!

 

特別展示室

1階左手奥の入口から入ることができる展示スペース。ここはどちらかというと穴場で、静かに見学出来る展示スペースです。奥にはソファに寝転がって天井に映し出されたスクリーンを見るシステムもあり、色々と工夫されていますよ。展示は期間限定で、色々なテーマで変わっていくようでした。

ブラン計画の再使用型宇宙往還機の模型。最大10名の乗組員のために設計されたそうですよ。

国民的スター、ガガーリンのギャラリー。映像も振り返ることができます。

 

2Fフロア

1階で見学した物が、2階に行くとまた違った角度から見学できる様になっていてとても面白い。特に大きい展示物は、下から見上げて上から見下ろすと、新たな発見もありますよ。是非、館内を余すところなく見学してくださいね。

フランス領ギアナのクールーにある、フランス国立宇宙センター、ロケット発射基地の模型です。

ミールは、ロシア語で「平和・世界」。ソ連が打ち上げた宇宙ステーションです。中にも一部入ることができますよ。

望遠鏡を覗いている男の子。2階の両側に設置されています。子供達が並んでいて、見ることができませんでした。残念!

190cmの背丈まで対応の宇宙服。宇宙での作業に適した最新式の宇宙服で、足と袖の長さが調整出来るようになっているんです。

鮭缶、ヨーグルト、クッキー、アプリコットジュースなど、宇宙食が展示されていました。種類はとても豊富!お味はどうなんでしょうか。

 

内部全体

センターの内部は縦長でとても広く、開放感があります。宇宙船やステーション、エンジンなどの展示はとても大きいので、真ん中が吹き抜けになっていて、横の2階部分からは違う角度で見学できるようになっていて2度楽しめます。

2階から全体を見おろすとこんな感じ。下から見上げるのとはまた違う感覚で展示を見ることが出来ますね。

入口側の1階からの全体写真。展示と対照的な、天井の飛行船も遊び心があって良いですね。

 

ミュージアムショップ

お馴染みガガーリンスマイルや、宇宙犬ベルカとストレルカのマグネット。種類も豊富です。

宇宙食の自動販売機。ロシア伝統のスープはもちろん、牛タンの缶詰まであるんですよ。

ギョッとするようなミネラルウォーターを見つけました。右は黒いんです。「デトックス」という名前ですが、飲むのはちょっと勇気がいりますね。

宇宙に関する、子供向けの本がとにかく豊富でした。このセンターで興味を持った子供達が、将来の宇宙飛行士になるかもしれません!

 
宇宙航空学センター、いかがでしたか?

私も初めての施設で、とても興味深く見学しましたが、知らないことが多すぎて勉強不足を思い知りました。

ここは子供にとっては天国みたいな場所で、宇宙に対する興味がさらに増すことは間違いありません!ガガーリンの偉業を誇りに、未来を夢見る子供達のキラキラした瞳がとても印象的な施設でした。

是非、皆さんも自分自身で体験してみてくださいね!