旧ソ連邦が崩壊してはや30年。光陰矢のごとし。しみじみ月日の立つのが早いと実感する今日この頃です。旧ソ連時代に実際に現地で撮影が行なわれた米国映画は2つあり、1つは1988年製作の”レッドブル”と1990年制作の”ロシアハウス”です。レッドブルはご存じアーノルド・シュワルツェネッガーが主演でした。今はレッドブルと言ったら若い人にはエナジ―ドリンクが真っ先に思い浮かぶと思います。ロシアハウスはジョン・ル・カレが1987年に初めて旧ソ連を訪問しその後に書かれた本です。きっと査証取得は大変だったのではと想像してしまいます。ロシアハウスにはイギリスの名優サー・トーマス・ショーン・コネリーが主演、米国のミッシェル・ファイファーがロシア人女性カーチャに扮し、その当時のロシア人が話すような英語を披露しています。モスクワのナショナルホテルやグムデパート、サンクト・ペテルブルクのプリバルチスカヤホテル、コローメンスコエなど多くの場所で撮影が行われました。最近のモスクワやサンクト・ペテルブルクは本当に綺麗になり、特に春から夏は最高の季節だと思います。コロナが終息して早く美しい首都や古都を訪問したいものです。