北海道から北東に1500㎞、ユーラシア大陸の北東部にあるロシアのカムチャッカ半島は
今も手つかずの自然が残り、ハイキングや釣りなどアウトドアに人気の場所となっていますが
そのカムチャッカで9月下旬、アザラシ、タコ、ウニなどの生き物が岸に打ち上げられているのが発見されました。
地元のダイバーチームが調査のため潜ったところ、深さ5~10メートルで海洋生物の大量死を見つけ、「95%が死んでいる」と衝撃的な事実を伝えました。
汚染物質については、サーファーが水中で泳いだ後に角膜にやけどを負っていることなどから
「油ではなく、水に非常に溶けやすい毒性の高い透明な物質」ではないかと言われています。
現在その汚染源も調査中となっていますが、専門家は海から10㎞離れたラディシーノに保管されている古いロケット燃料の保存容器が錆びて漏れ出している可能性やコゼルスキーの地下に埋められている有毒な化学物質や農薬が漏れている可能性を挙げています。