1.
エルミタージュは、ルーヴル、メトロポリタンと並び世界三大美術館のひとつです。美術品の宝庫であって、世界中の観光客を引きつけています。 ここはずっと人が多くて、 賑やかです。 隠者の庵か隠れ家というフランス語で意味がある「エルミタージュ」という名称は、現在のエルミタージュ美術館と一致しないようだ。
しかし、この美術館の歴史が始まったばかりのとき、エルミタージュという言葉で冬宮殿の隣に建てられた建物だけを呼ばれていました。すこし後で、急速に増加がされてきたコレクションのためにもう一つの建物が造られました。現在のエルミタージュは、巨大な博物館で、１０軒の建物の複合体です。 主な博覧会は、ネバ川の堤防に沿って位置する内部通路によって相互接続された5つの建物を占めています。
エルミタージュの歴史はエカチェリーナ2世が最初の美術品コレクションを取得したの時から始まった。今日、エカチェリーナ2世を思い出しながらエルミタージュを歩いてみます。 まずはエカチェリーナ2世が手に入れた最初の絵画のコレクションというものは私の注目の焦点になります。エルミタージュが始まった最初の絵画。それらを見つけてみます。 それらの絵画を見るのが有名な傑作に劣らず興味深いものだと思います。
写真:1sh
2.
ホール204
今日、 たくさんの展示を見る予定があるので、少し急いでいます。でも、この部屋を無視できません。綺麗な部屋ですね。
実は、このパビリオンは最初のエルミタージュとして建てられた建物にあります。最初のエルミタージュについて言えば、一般公開されていなかったので、これは宮廷博物館になりました。エルミタージュはこの名称に対応していました。また、エカチェリーナ2世はここで絵を楽しむだけでなく、 親しい人々と余暇を過ごし、さまざな夜会をしました。 .文学作品の朗読、パフォーマンス、ゲームなどです。
残念ながら 、当時の内部が保存されていなくて、この豪華なインテリアエがカテリーナ時代の後で１9世紀に作られました。でも、ここにはエカチェリーナ2世に属したある素敵な物が展示されています。
写真 ((ホール204): 2sh, 3sh, 5sh
「黄金の孔雀」と呼ばれる時計はもっとも有名なエルミタージュの出展のひとつです。
短く語ると、この時計はグリゴリー・ポチョムキンという人にエカチェリーナ2世のためにイングランドで注文されたものです。
グリゴリー・ポチョムキンロシア帝国の軍人でした。 ところで、クリミアをロシアにはじめて併合されたのは彼です。また、彼はエカチェリーナの愛人でした。
この時計は時間を示すだけでなく、もっと深い意味があります。 孔雀は神話では永遠の命という意味があります。 雄鳥は日を象徴して、フクロウは夜。 というこは地球上の時間。そして、オークの意味。 葉がある枝があって、 壊れた枝もあります。生死の意味ようですね。 他方では雄鳥は戦争を象徴して、ギリシア神話の神のアレースの相手になっています。 フクロウはシンボルというギリシャの女神として知られている鳥で、ミネルヴァの仲間であります。この二人は、エカチェリーナとグリゴリー・ポチョムキンを象徴であると言えます。
時計は現在でも働いています。時計のからくりを動かしたら、ピーコック、フクロウ、雄鳥が活気付きます。1週間に1回 (水曜日、午後7時 ) それを見ることができます。
写真(時計):6sh,7sh, 8sh
3.
ホール206
ところで、次の部屋でミネルヴァを描いている天井画があります。この天井画はエカチェリーナ2世の時代から残っている物です。 エカテリーナは、ミネルバのイメージが彼女に適当と考えたので、画家は彼女をミネルバとしてよく描きました。 写真9 sh
5.
エカテリーナに近いとされる神話的なイメージと言えば、もう一人の神聖な人物が頭に浮かびます。彼女は聖エカトリーヌという女性です。エルミタージュは12月7日に誕生日を祝っています。正教会のカレンダーによると、これは聖エカテリーナアレクサンドリアの日です。聖エカトリーヌは エカチェリーナ2世の守護聖人とされます。
キリスト教では、人は名前をつうじて聖人と結びついています。エカテリーナアレクサンドリアがどんな女性だったことを知ったら、彼女とエカチェリーナ2世の間に確かにつなぎがあると分かります。エカテリーナアレクサンドリアの特徴は高い知性と教育です。彼女は、教育と科学の守護聖人とされます。 エカチェリーナ2世も高い知性を持って非常に教育を受けたことが知られていますね。 彼女は 啓蒙思想の崇拝者で、 統治の初期に、ロシア社会に啓蒙の理想を実行することを夢見ていました。彼女の活動の主な方向性の1つは、教育の分野の発展でした。
エルミタージュに聖エカテリーナを描いた絵がいくつかあります。たとえば、この絵画はエカチェリーナ2世の治世の間に取得されました
(ホール218)
この絵画では聖エカチェリーナは本を持っている女性です。本は彼女の主要な特質の1つです。
それで画家は彼女をこのようによく描きます。
エルミタージュ美術館館長のミハイル・ピオトロフスキーは、この二人のエカテリーナがエルミタージュの主な守護人だと言います。
写真: 10sh
6.
では、最初のコレクション
最初のコレクションは、エカチェリーナがゴツコフスキーという名前でプロイセンの商人から手に入れたものでした。 これは１７６４年でした。 この年はエルミタージュ美術館の創立の年とされています。 もともと、ゴツコフスキーのコレクションはフリードリヒ2世(プロイセン王)の注文によって集まったものになって、プロイセンのロイヤルコレクションのためにものでした。七年戦争での敗北により、フリードリヒはコレクションを購入することを拒否しました。同時にゴツコフスキーはロシア皇帝に対して負債を持って、絵画コレクションを支払いの一部としてエカチェリーナに提案しました。このようにコレクションはロシアに来たのです。 それらは17世紀に描かれたオランダ、イタリア、フランドルの絵画でした。 では、それらを見ましょう..
予期しない！ フランス・ハルス 『手袋を持つ男の肖像』
と ヤン・ステーン『怠け者』という最初のコレクションのもっとも有名な絵画を見つけません。
今は展示いないようです。
これらはどこにあることを調べてみました。日本！それらは今日本に展示されています「大エルミタージュ美術館展
オールドマスター
西洋絵画の巨匠たち」展示会をご存知でしょうか。
しかし、これは問題はありません。 他の絵画を見ましょう。
たとえば『手袋を持つ男の肖像』の代わりにフェルディナント・ボル 『若い戦士』を見ましょう(ホール253)。→ 写真:
11sh
エカチェリーナ2世も彼女の治世の始まりで自らが戦士のようでした。 若いエカチェリーナが馬に乗って軍服を着ていることを描いている絵画が エルミタージュにあります。ボルの『若い戦士』を見ていて、それを思い出しました。
ヘンドリック・ホルツィウス『アダムとイブ』(248ホール)→写真: 12sh
これも最初のコレクションです。この絵画では、アダムとイブは神の人に似ていません。普通の農民のようなものです。
面白い詳細。私の写真で見えないですが、イブの後ろに罪の象徴として猫で、アダムの後ろに美徳の象徴としての犬。どうしてでしょうか。キリスト教では、反対ようです。犬は悪魔の象徴で、猫は、大丈夫。
これも気に入ります(262ホール)。→
写真: 13sh Pourbus Frans the elder 『男の肖像』、『女の肖像』 → ホール 262 彼らも「最初のコレクション」だそうです。
7.
実は、最初のコレクションには約300の絵がありました。
でも、皇后は、非常に強い欲求を持ってコレクションを集めたので、彼女の治世の終わりにこのコレクションには約4000点の絵がありました!
エカチェリーナ2世に取得された最も有名な傑作も見ましょう
レンブラント 『ダナエ』、ティアニアの『ダナエ』、 ルーベンス 『バッカス』、
ラファエルの『聖家族』、 ジョルジョーネ
『ユディト』、プッサン『聖家族』、ムリーリョ『無原罪の御宿り』 などです
ミケランジェロの作品 『うずくまる少年』もエカテリーナに手に入れたものです。 ロシアにある唯一のミケランジェロの彫像 。写真: 33
レンブラントの『ダナエ』と『聖家族』、ジョルジョーネの
『ユディト』、ルーベンス 『バッカス』、ティアニアの『ダナエ』、ラファエルの『聖家族』など
を含むコレクション （クロザコレクション）は、１７７２に年に購入されました。このコレクションはエカチェリーナの前にフランスの男爵に属しましたので、フランスの公衆はそれをロシアに売却することに反対しました。１７７９年にイギリスで手に入れたウォルポールコレクションも。イギリスで大変スキャンダルでした。
エカテリーナによる西洋絵画の作品の購入は、ヨーロッパで常に激しい反応を引き起こしました。
しかし、彼女は気にしませんでした。
『放蕩息子の帰還』 レンブラントの最後の絵です((ホール254)。 それを描くために、彼は家具を売ったそうです。写真: 14 sh
レンブラントの『老婆の肖像』 は、エカチェリーナが購入した最後のコレクションの一つだそうです。写真: 15 sh
レンブラントの一番有名な作品の一つは『ダナエ』です。写真:16 sh １９８５年に起こったこういう『ダナエ』事件のためもっと有名になりました。
ところで、『ダナエ』の隣に森村泰昌の撮った写真があります。写真:17 sh
２０１４年のことでした。エルミタージュで面白い 展示会が行われました。でも今 それについて話しません。
8.
ホール227
これから、エカチェリーナ2世が暮らしていた建物の一部に行きたいです。でもそこに行く前に、もう1つの場所を見なければなりませんでした。いわゆる「ラファエロの回廊」です。
ある日エカテリーナ２世は、バチカン宮殿回廊にラファエロとその弟子に描かれたフレスコ画を見ました。彼女は自らの目でそれを見たくなりました。女帝の気まぐれですね。その複製をする注文しました。エルミタージュにバチカンの回廊を模した回廊を造られました。 聖書を題材にした絵が描かれています。写真:18 sh
双頭の鷲とエカチェリーナ2世のモノグラム。写真:19 sh
9.
ホール169
博物館はもうすぐ終わります。私は急いでいなければなりません。
エルミタージュの本館に向かっています。今回は、そこで私に興味深いのは、冬宮殿の南東部にあったエカチェリーナ2世の旧アパートです。
途中で前に述べた肖像画を見ました。 エカチェリーナは彼女の夫ピョートル3世を廃位してクーデターの結果で 女帝になりました。
この軍服を着ているエカチェリーナの肖像画は、その行事について話します。
ピョートル3世の政治は人気ではありませんでした。そして、彼は軍隊の信頼を失いました。ロシア軍伝統の緑色の軍服はエカチェリーナと軍隊の相互同意を示しめいます。彼女も夫の政策に反対しましたので、それゆえ、軍隊は彼女が王座をつかむのを助けました。ちなみに写真は実話を示しています。彼女は、クーデターの日に本当に軍服を着ていました。
写真:20 sh
10. ホール304
カメオのホール を通りすぎています。カメオの集めることはエカチェリーナ2世の真の情熱でりました。彼女はこの情熱を病気と呼びました。彼女のコレクションに約10,000カメオでした。
写真:21 sh (カメオの展覧会の写真撮影は禁止です。インテリアはいいです )
11.
ホール287
エカチェリーナ2世はフランスの哲学者 ヴォルテールとの文通していました。
ヴォルテールの死後、女帝は彼の図書館を買いました。 約7千冊の本。
フランスでは再び国家スキャンダルがありました。
この彫刻は有名なジャンアントワーヌ・ウードンの作品です。 写真:22 sh エカチェリーナの注文によってそれを作りました。ヴォルテール自身が彫刻のためにポーズを取りました。この部屋にウードンに作られたエカテリーナの胸像もあります写真:40 。
12. ホール296
隣の部屋で帝国磁器が展示されています。ここで明かりを消されたので、写真を撮ることができませんでした。 ここにはエカチェリーナのオーダーで作られた磁器のセットが展示されています。ここにはエカチェリーナのオーダーで作られた磁器のセットが展示されています。 これは彼女の愛人グリゴリー・ポチョムキンに贈り物として運命づけられました。セーヴル焼に作られたこのサービスは非常に高くて、エカチェリーナに莫大な額が払われました。
13. ホール279, 278,277,276,275,274,273
やっとエカチェリーナ2世のアパートがあった場所に来ました。実は、女帝の時代のインテリアは保存されていません。彼女の死後皇帝になったパーヴェルは、これらの部屋のインテリアと機能を変更しました。そして、エカテリーナ２世に続く歴代皇帝は、アパートを好みに応じて改造していました。
さらに、1837年に起こった火事は宮殿の2階と3階の内部に重大な損傷を受けました。以前の形で再現されませんでした。
でも、部屋の設計(壁の配置)は、エカチェリーナ2世の時代の同じぐらいです。
今はこれらの部屋では17世紀のフランスの画家の作品が展示されています。
現在の部屋№273はエカチェリーナの図書館でした。部屋№275は彼女が働いていた部屋です。寝室は現在の部屋№277にありました。ニコラ・プッサンの絵画が展示されているホール(部屋№279)には皇帝のレガリアが保存されていた部屋でした。
革命の後、皇帝のレガリアは、ダイヤモンドファンド（モスクワクレムリンの博物館）という場所で動かしました。
これらの部屋では、エカテリーナは彼女の人生を終えました。彼女の死には多くの伝説があった。 今も同じです。
もしエカチェリーナ2世は、彼女の創設した博物館が今約310万出展を所蔵していることを知ったら、喜ぶでしょう。
建物コーナーにある彼女のアパートの窓はミリオンナヤ通りと宮殿広場に面しています。
今エカチェリーナの寝室の窓から街の主なニューイヤー のツリーが見えます。
では、博物館が閉鎖されているという発表が聞いたので、帰ります。
写真:23 sh , 24 sh , 25 sh , 26 sh , 27 sh
