今、話題のダニーロフスキー市場

今回ご紹介するのは、モスクワ在住の日本人の中でも良く話題にのぼる、ダニーロフスキー市場。地下鉄灰色の線(9号線)トゥーリスカヤ駅の近くです。この周辺にはダニーロフ修道院という男子修道院があるので、併せて訪問するのもお勧めです。
この市場は1963年から続く市場ですが、数年前にリニューアルしてからさらに人気スポットになっています。

特徴はまず、屋根があること。雨や雪でも気にせず買い物が楽しめます。外から見るとディス二―ランドのスペースマウンテンみたいな感じで、興味をそそられます。
中に入ると、売り場からトイレまでとにかく清潔。というのも黒いメイド風ワンピースのお掃除お姉さん達が市場内を掃除して回っているからなのです。そして売り場は整理され、商品も見やすく陳列されていて、購買意欲も上がります。決して安くはありませんが、食材の品揃えやクオリティーはなかなかです。

例のごとく、お客さんがいない時はケータイに夢中の売り子さんもいますが、どこを歩いても、あちこちから
「お姉さん!どうぞ見ていって!」と、とにかく声がかかります。
お店によって値段表示がないところもあるので、表示があるお店の方が安全。残念ながらロシアの市場ではロシア語が話せない外国人だと見ると、余計に商品を入れたり、値段を上げたりするお店もたまにあるので要注意。注文より多く入れられたりしたらきちんと意思表示をしましょう。

新鮮な魚や肉、野菜や果物はもちろん、この市場の話題の的はイートインスペース。
ジョージア、ギリシャ、モロッコ、日本、中国、ベトナムなど様々な世界の代表的な料理や、ステーキやシーフードの専門店、ベーカリーやスイーツ、搾りたてのジュースバーまでとにかく種類が豊富。しかも、すべてのお店がオープンスペースなので、世界中の食べたい物を集めて一度に楽しむこともできます。

そして、お腹がいっぱいになっても、帰りに焼きたてのパン、サモサ、ピローグなどを目にするとついついお持ち帰りにしたくなってしまいますので、食べ過ぎ、そして買い過ぎにご注意を!!

○お魚・お肉のコーナー

お魚の数々

とにかく新鮮!!つやつやで目玉が透明なお魚の数々。
売り子さんはセーラー服を着たお兄さんたち。

カッテージチーズ

量り売りの手作り乳製品売り場。
チーズ、バター、そしてロシア人が大好きな
トゥヴォローグ(カッテージチーズ)

ソーセージ

ロシアは実はソーセージ大国。
いろいろな種類のソーセージがありますよ。

お肉

整然と並べられた高級感漂う美味しそうなお肉。

○ピクルスやドライフルーツのコーナー

にんにくのピクルス

にんにく丸ごとや、行者ニンニクなど、
元気が出そうな野菜も沢山。

各種野菜のピクルス

各種野菜のピクルス。色鮮やかで、種類が豊富。

ドライフルーツ

乾物屋さん。ロシアでドライフルーツはヨーグルトやカッテージチーズ、シリアルと共に食され大活躍。

○野菜のコーナー

市場のクオリティ

市場ならではのクオリティ。
わざわざ足を運ぶ価値があります。

新鮮な野菜

野菜はびっくりするほどつやつやで新鮮。

市場の花屋さん

珍しい色や形のバラが豊富に揃えられた市場の中の花屋さん。

○イートインスペースのコーナー

丸い形をした市場の端をグルッとフードコートのように各国のカフェが立ち並び、様々な軽食が楽しめます。少しずついろいろな種類を食べることができ、何度行っても飽きません!!

市場のフードコート

サモサやカザフ風ピロシキなど日本人には珍しい食べ物
が並んでます。作りたてが食べられますよ。

ナンのコーナー

レぺーシュカと呼ばれるナンを窯で焼いているところも
見ることができます。

市場のカキ

カキ!!生で食べられるのか聞くのを忘れました・・・。
旅行中のチャレンジは危険かもしれません。

フードコートの中華

屋台風中華料理もありましたよ。

○各国料理のコーナーは面白いですよ

ピローグ屋さん

市場のピローグ屋さん。
ホールでも、カットでも購入でき、スィーツ系と食事系の両方ありますよ。

宅配ピローグ

この市場ではデリバリーサービスもあり、来客がある時にこのピローグ屋さんからホールで注文する家庭も多いですよ。

ベトナム料理屋さん

今、人気があるのはベトナム料理屋さん。

ベトナム料理屋さん(その2)

「バインミー」というサンドイッチのパンや、「バインクオン」という蒸し春巻きの生地は店頭で手作りされているされているところを見ることができます。定番のフォーもボリューム満点!だからいつも人でいっぱい。