スペードの女王のモデルとなったナターリヤ・ゴリーツイナ公爵夫人(1744~1837)

若い時は美人と噂されていましたが次第に口ひげとあごひげが濃くなり、口ひげの侯爵夫人と呼ばれていました。

プーシキンはゴリツイナの親類のゴリツイン・フィルスから、彼がカードですっからかんに負けた時にゴリツイナ夫人に助けを頼み、その時にはゴリツイナ夫人はサン・ジェルマン伯爵から聞いたという必勝の3枚のカード3,7,Aを知っていたという話を聞き、モデルにしました。

ごりついな夫人が住んでいた家はサンクトペテルブルクのマーラヤ・モルスカヤ通り10にあります。エルミタージュ美術館の最寄り駅であるアドミラルチェイスカヤ駅を出て左側にある通り陰気な雰囲気の建物です。

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