さて、宇宙飛行士記念博物館の後半は、施設の奥へ奥へと進んでいきます。地下スペースもあり、「こんなに広かったんだ!」という程の奥行きの深さで、前半部分でも結構満足していたので驚きました。
かなり大きな展示や宇宙ステーションに入ってみる体験もできて、なかなか興味深いですよ。

では、行ってみましょう!

 

1階奥 大展示スペース

奥に進んでみると、かなり広いスペースになっています。ここには研究の資料など様々な展示があり、実際に宇宙ステーションに入ることもできて、とても面白いですよ。

宇宙では研究のために実験が行われますが、これは植物に関する実験結果の展示です。実際の実験中の写真も展示してあります。

 

宇宙船ソユーズ4とソユーズ5が1969年に始めてドッキングした歴史的瞬間の模型。

 

 

水平面で毎秒0.5回転するトレーニングシートで、宇宙飛行士の身体的適正確認にも使用されます。

 

 

ミール宇宙ステーション内のトイレを見られるなんて貴重な体験ですね!

 

ここではミール宇宙ステーションの内部に入ってみることができます。なるほど、無重力なので椅子にはあの向きに座るんですね。

これは食品を保存する冷蔵庫です。宇宙食以外にも、冷蔵庫に保存して持って行ったんですね。

こちらには宇宙食や食器があります。肉やイクラなど色々な種類は様々。奥の袋に入っているのはデンタルケア製品です。

 

地下1階 大展示スペース

地下1階スペースは1階の天井まで吹き抜けになっていて、かなり大型の展示が並びます。宇宙船や宇宙ステーションなど大きな展示物は、1階から見るのと地下1階から見上げるのではまた違って、見比べると面白いですよ。

Kosmos-1514は、生物医学の宇宙飛行研究ミッションとして1983年12月12日に打ち上げられました。

ソユーズ37号は、宇宙ステーション サリュート6号に向けた有人宇宙飛行船。本物の展示に、見学中の子供達も目を輝かせていました。

こちらの有人宇宙船は、最大3名の乗船が可能です。1人あたりの面積はかなり狭そうですね。

 

カフェ&ミュージアムショップ

ちょっと楽しみにしていったカフェ。宇宙をコンセプトにした食べ物や飲み物があるのでは、と予想していましたが割と普通だったので、今後に期待しましょう!
宇宙食の種類がかなり豊富に揃っているので、入口の自動販売機よりもこちらで購入する方が色々選べますよ。

こちらはカフェスペース。メニューは宇宙とは関係なく、チキンやハンバーガー、ピザなどですが、かなり広い博物館なので、途中でひと休みしてくださいね。

チューブ入りの宇宙食。左から、羊肉・キュウリの酢漬け・シー(キャベツのスープ)・カッテージチーズ・ハルチョー(グルジアのスープ)。全て400ルーブルです。

入口の近くにある、宇宙食の自動販売機。結構利用している人がいましたよ。でも、ここにはボルシチが無かったので、私はカフェで購入しました。

なぜか上に1枚だけTシャツが乗っていますが、こちらも全て宇宙食です。ボルシチやおかゆ、デザートもありました。こちらも全て400ルーブルです。

 

宇宙食を試食してみよう!

色々なメニューがあるので迷いましたが、ここはやはり、ボルシチでしょう!
カフェで試食できる感じでは無かったので、後日友人のロシア人指導のもと試食会をしました。どんな味でしょうか?

こちらが今回試食するために購入したボルシチの宇宙食です。なかなか素敵なパッケージです。

裏に食べ方が書いてあります。が、ロシア人が読んでも説明がかなり分かりづらいようで、結果YouTubeで探した動画を見ながら作りました・・・。

中に入っているものはこちら。チューブ入りのボルシチ、温めるための袋、水、ウエットティッシュ、チューブ絞り器。

薬剤が入っている側に水を入れ、反対側にチューブを入れると、このように膨らんで温め開始。15分程度待ちます。

チューブの口をウエットティッシュできれいに拭いてから、キャップの逆側の突起で穴を開けます。そして絞り器で絞りますが、1回転目で「ブシュッ!」と飛び出すので気をつけてください。

結果的に言えば、とても美味しいボルシチでした!他の宇宙食も期待できると思いますよ。色々試してみてください。

 

まとめ

宇宙飛行士記念博物館、いかがでしたか?

ガガーリンや多くの宇宙開発に関わった人々に、改めて敬意を表します。そして、未来を担う子供達がこの様な有意義な博物館に触れることで興味を深めて、新しい宇宙を切り開いていくことを想像して楽しみになりました。

皆さんにも、いつか是非自分の目でご覧になってみてくださいね!