毎日寒い夜が続きますね。冷たい風で吹きさらしのホームで電車を待ちながら、このブログをお読みの方もいらっしゃることでしょう。こんな日には、帰りにキューッと一杯、熱燗を!という気分になりますよね。
でも、せっかく寒い冬ですから、熱燗ではなく、ここはひとつロシア式に、ピクルスやサーロ(豚脂身の塩漬け)を片手に、ウォッカをショットグラスでキュッと!というのはいかがですか?
最近は、日本でも、輸入食品店をあちらこちらで見かけるようになり、明治屋、成城石井、やまやなどで、気軽に本場のロシアウォッカが手に入るようになりました。ウォッカにピッタリの肴はというと、ロシア製のつまみを見かけることはまだまだ少ないですが、それでも、ポーランドやドイツ製のディル・ピクルスや、ラトヴィア製の燻製小イワシの缶詰など、ウォッカ好きには十分なつまみが販売されています。さすがにサーロはありませんから、こればっかりは自宅で作るしかないかもしれません(脂身の多い新鮮な豚の三枚肉、塩、ニンニク、お好みでハーブがあれば、あまり難しいものではないんですよ)。そのほか、塩気の多いものや、酔いを防ぐための脂身の多いものがウォッカには好まれます。
さて、来る1月31日は、ロシアではウォッカの日、とされています。お祝い好きのロシア人達でも結構知らない人が多い、この記念日、なぜこの日がウォッカの日と定められているのでしょうか?
皆さんは、化学の授業で、元素周期表を暗記したことを覚えていらっしゃいますか? そうです、「水兵リーベ僕の船」という、あれです。あの元素周期表を生み出したのは、ロシアの著名な科学者メンデレーエフですが、このメンデレーエフ先生が、ウォッカのあるべきアルコール度数が最適であるのは40度である、偉大な研究を行い、その論文を執筆し提出した、正にその日、それが1月31日であった、とされているのです。すなわち、われわれが、こんな寒い日に正しい度数である40度のウォッカを正しく飲むことができるのも、メンデレーエフ先生のおかげ・・・と言いたいところですが、実は、この話は、ある種の伝説にすぎない、というのが真実のようです。では、何が真実か、といえば、それは、寒い日に飲むうまいウォッカは最高である、ということでありまして。
来る1月31日(木)19:00より、日本ウォッカ協会の主催によるイベント「ウォッカの楽しみ方を知る会」が東京・田原町で開催されます。ロシアのウォッカを実際に飲みながら、ロシアのウォッカを知的に学ぶイベントです。ぜひお仕事帰りのひととき、おいしくたのしく、ウォッカを学びましょう。

「ウォッカの楽しみ方を知る会」
講師: 日本ウォッカ協会 遠藤洋子
内容: ウォッカ6種類を飲み比べしましょう!
日時: 2019年1月31日(木) 19:00-21:00
会費: 3,980円
会場: イリヤプラスカスタム倉庫
電話: 03-5830-3863
住所: 東京都台東区寿4-7-11 東京メトロ銀座線田原町駅より徒歩3分(175m)
お申込みは、メール vodka0131japan@gmail.com まで
お名前、ご連絡先、ウォッカについて聞いてみたいこともお書き添えください。
※参加費のお支払いは当日会場にて。