アリーナ・ソーモワ/マリインスキー劇場・プリンシパル(プリマ・バレリーナ)

ワガノワバレエ学校を卒業後、マリインスキー劇場に入団し、18才でプリンシパルに抜擢され、劇場史上最年少で「白鳥の湖」のオデット/オディールを踊った注目の若手舞踊手です。明るい性格でフアンも多い。一部で12頭身とも言われているように、手足が長く豊かな表現力を持ちます。

経歴

1985年サンクトペテルブルク生まれ

2002年サンクトペテルブルク国際バレエコンク-ルでワガノワ賞受賞。

 

レニングラード生まれ、2003年にワガノワバレエ学校卒業(リュドミラ・サフローノワに師事)、同年マリインスキー劇場に入団。

 

主なレパートリー

ラ・シルフィード (シルフィード)

ジゼル (ジゼル)

海賊 (メドーラ)

バヤデルカ (ニキヤ)

眠りの森の美女 (オーロラ姫)

白鳥の湖 (オデット-オディール)

ドン・キホーテ (キトリ) 他

 

“ワガノワの生徒だったころからデビューするまでのドキュメンタリー映画「バレリーナ」があります。この映画では18才の彼女が本番1週間前に「白鳥の湖」のオデット・オディールを踊ることを命じられて厳しい練習をする風景が映されています。ある場面では、その踊り方は気に入らないと先生にいわれて、何度も躍りますが、何が気に入らないのかわからず、彼女は泣きます。できなければ代わりの者に交代されるだけです。やがて最初の公演が終わりますが、先生からの指摘があり、涙をこらえての練習、最後には先生からやさしい言葉をかけられ泣き出します。そんな彼女も今ではマリインスキー劇場を代表するバレリーナになり、日本での来日公演でも踊りを見せてくれるようになりました。